プログ

ブログ一覧

水を運ぶ

東京23区内築20年を超えるマンション2,000棟の調査 水道管内のさび止め塗料の劣化調査
安全な給水管路の確保のための診断基準と改修技術に関する調査研究 2010年平成21年:水WRAP経済産業省の施策の一環として中小企業活路開拓調査・実現化事業(中小企業組合等活路開拓事業) 結論 水道管さび止め塗料に発がん性があり、且つ劣化している。 核磁気診断で解明。 再度、新しい規格塗料を管内ボールライニングするば、再生可能であることを発見。
《テーマ選定理由》 ■ マンション、ビル、病院、学校等に代表される、受水タンクのある建物の中の水道管は、水道局ではなく、その所有者自身による管理責任であることは、行政区分による公的事実であります。 ■1985 昭和60年にWHO(世界保健機構)で発がん性問題を指摘された、水道管塗料成分の項目が日本の水道検査基準には含まれておりません。 ■今回の調査・研究は、「公民連携」の視点から、発がん性物質の検査項目を加えた給水管路の診断基準と、安心できる改修技術の研究を行うことを目的とします。 《実現性と期待される効果》 今回、発がん性があると言われる成分の有無を検査対象に加えることと同時に、さらに客観性と精度の高い診断基準と改修技術について調査研究を行うことは、建物内の給水管路の出口となる蛇口まで、安全安心の水環境で提供することの実現に他なりません。 ■ 同時に、築後20年以上のマンション、ビル、学校、病院等の、給水管路の適正な診断需要は、さらに適正な給水管路も改修工事の需要に繋がることでもあります。   本調査研究対象の一つでもある改修技術の研究成果の普及により、中小水道事業者の事業活性化に繋がることが期待されます

 

《テーマ選定理由》 ■ マンション、ビル、病院、学校等に代表される、受水タンクのある建物の中の水道管は、水道局ではなく、その所有者自身による管理責任であることは、行政区分による公的事実であります。 ■1985 昭和60年にWHO(世界保健機構)で発がん性問題を指摘された、水道管塗料成分の項目が日本の水道検査基準には含まれておりません。 ■今回の調査・研究は、「公民連携」の視点から、発がん性物質の検査項目を加えた給水管路の診断基準と、安心できる改修技術の研究を行うことを目的とします。 《実現性と期待される効果》 今回、発がん性があると言われる成分の有無を検査対象に加えることと同時に、さらに客観性と精度の高い診断基準と改修技術について調査研究を行うことは、建物内の給水管路の出口となる蛇口まで、安全安心の水環境で提供することの実現に他なりません。 ■ 同時に、築後20年以上のマンション、ビル、学校、病院等の、給水管路の適正な診断需要は、さらに適正な給水管路も改修工事の需要に繋がることでもあります。   本調査研究対象の一つでもある改修技術の研究成果の普及により、中小水道事業者の事業活性化に繋がることが期待されま

 

○いきなりで恐縮ですが、ここに掲げた一枚の線形グラフを見てください。 これは、NMR(核磁気共鳴)装置を使って分析した、水道管の内側の汚染物質のスペクトルです。(A医療施設の線形グラフを掲載) ○スペクトルとは、NMR装置を使って、分子レベルで見た分析対 象物質の、原子や分子の持つエネルギー、その吸収または放出の状態をキャッチしたものです。NMR装置の何たるかについては、レポートの中で後述します。 ○老朽化したマンションなど水道管がひどく汚れていることは、水道業界の長年の「常識」となっていました。しかし、水質や貯水槽の検査はあっても、管路の内側にくっついている汚染物質を、分子・原子核レベルで測定し、物質の正体を突き止めることなど、ついぞ行われたことがありませんでした。 ○今回、経済産業省=中小企業庁の施策のもと「安全・安心な水道水(管)づくり」のための管路内有害塗料分析事業が、平成21年度国家助成の対象となりました。 この事業に取り組んだ当組合=給排水管路再生事業協同組合(通称 「水」WRAP)が、科学史上初めて、水道管汚染物質の成分割り出しに成功したのです。 私たち組合関係者は、この分析成功を「水道変革元年の事件」と呼 んでいます。なぜそのように呼ぶのでしょうか? ○スペクトルの線形、一番左側の突出した線形を見てください。とがった頂きを持つ線形は、芳香族系エポキシ樹脂接着剤(硬化剤)の多量の存在をしめしています。 ○芳香族系硬化剤とは、MDA(メチレンジアニリン)を含む化合物質のことです。発がん性の危険ありとして米国環境保護庁、欧州化学物質庁が、こぞって使用禁止措置を取っている毒物、それがMDA(メチレンジアニリン)です。 ○このMDAは、東京・新宿区のA医療施設=築35年の水道管から採取されたものです。 「風呂の蛇口から赤い水が出る」の訴えを受けた出入りの一級建築士が、水道管の一部を抜き取り、サンプル採取した、その水道管の内壁に塗られていた防錆用塗料=MDA含有塗料が、スペクトルに現れています。 人の命を救う医療施設の水道管が、高濃度の発がん性塗料で汚染されていたのです。この事実を前に、関係者は皆、ショックを受けました。 ○それも――単なるMDA化合物ではありません。化学分析の専門家によれば、水道管の経年劣化にともない、管の内側に塗られているMDA塗料も劣化し、メチレンとジアニリンの結合が切れ、ジアニリン=ベンゼン環が単独で、しかも水に溶け出す形で存在している事実が明白になりました。 ○ベンゼン環など芳香族系物質が、単独で不安定な構造のまま人体に入ると、安定化しょうとして細胞核を取り込み、細胞の変異を惹き起こし、変異細胞が細胞分裂を繰り返すうちに通常細胞の十倍以上の速度で増殖を続け、臓器を転移のすえ末期がんになることは、いまや医学界の定説となっています。 ○では、A医療機関の分析例は「たまたま」そうであったのか? きわめてまれな例か? そう願いたいところですが、 引き続き調査した別のマンション、公営ビル、都心部の大規模ビルなど、タイプも築年数もちがう建物の水道管から、続々と発がん物質MDA塗料が析出されました。中には濃度2000PPmという、身の毛もよだつような高濃度で検出された事例もあります。 もはや、つぎのように言って、言い過ぎではありません。 「国内のすべての水道管が、老朽化とともに、発がん性MDA(芳香族系塗料)で汚染されているその可能性がきわめて高い」と。 ○管路診断・検査の第三者機関である給排水管路再生事業協同組合の開発したNMR法分析・診断により、日本の水道事業は、新しいステージに進み出ようとしています。 1981年いらい、先進諸国の中で日本だけが、がん発症率をじりじりと上昇させている――その背景に1970年代から法による禁止措置を受けず、事実上野放しにされてきた水道管のMDA発がん塗料と、塗料の経年劣化があるのではないか? ○水道法規のもとで進められてきた、水源確保・浄化施設維持・水道水の 衛生消毒管理とならび、これからは水道管の診断・洗浄・汚染防止工事が、時代の必然性として急浮上し、スポットライトを浴びる――そのような「流れ」が生まれつつあります。 「水道変革元年」のことばが、ぴったり当てはまる時代を、NMR装置による汚染物質分析調査が切り開いたといえるでしょう。 ○この小冊子は、今後しだいにクローズアップされるであろう給水管の汚染診断の技術について、近い将来に地域の「水の番人」となることが見込まれる「管路診断士」の育成を見越して作られたものです。   国民の皆さんのどなたにも読んで頂きたい――その思いから編さんした『日本中、水道管の中は闇』が、沈滞気味の水道業界の活性化につながれば、小さな事業協同組合の喜

び、これに勝るものはありません

 

 

京都大学名誉教授で、国際的ながん予防研究者チームの一員でもある鍵谷 勤博士=パスツール医学研究所研究員=によれば 「芳香族系アミン類のNH基が酸化され、N・-OHなどになり、このフリーラジカルがDNA塩基を傷つけることが、発がんの基礎化学反応であるとする学説が有力」とした上で、 「発がんとは、身体の中の正常な細胞が、発がん物質の作用を受けて、突然変異を起こし、がん細胞となること」だと指摘、「がん細胞となっても、正常の細胞とまったくおなじ発生――成長――死滅の機序サイクルを持ちながら細胞分裂するため、マクロファージ(白血球)やキラー細胞は、どれががん細胞なのか、 見分けられないまま、正常細胞と認識してしまう」「増え始めたがん細胞は、リンパ球から攻撃を受けることなく、小さな浮遊物として血中を移動、あちこちの臓器に根を下ろす」 「身体のさまざまな部位で、正常細胞の10倍以上の猛スピードで増殖するがん細胞は、正常細胞を圧迫し、人体は確実に死にいたる」と語っている。 水道管路の芳香族系(MDA含有)塗料が劣化し、剥離あるいは浮遊し、他の管路内に附着、分子分離し、水に溶け出している場合はMDA塗料由来の芳香族系化合物が、がん発生の一因である。

2019年01月21日