ビジョン学習の三要素

知は
「理屈・争い」
そして泣かない

マルカワみそ作

魂は
「すべてのものに宿る」
しかし宗教・民族で異なる

ユダヤ人の魂

ユダヤ教では、魂は、生き物、命と血。肉体と魂は二分しない。人が天で再度生きるかは神にかかっている。ユダヤ人は神が定めた律法(旧約聖書+)に準拠して学び・生きる。人知の限り学ぶ。
現代知(AI→AGI)とユダヤ人はメダルの表裏であるともいえる

キリストと「魂と愛」

魂は人間の不滅の本質であり、死後に裁かれ、イエスを救世主とするがゆえにユダヤ教と争う。イエスは言う。魂は愛、神への愛と隣人愛とは同じ無償の愛であり、「汝の敵を愛せよ」ともなる。

愛の賛歌

そこで、わたしはあなたがたに最高の道を教えます。たとえ、人々の異言、天使たちの異言を語ろうとも、愛がなければ、わたしは騒がしいどら、やかましいシンバル。

たとえ、預言する賜物を持ち、あらゆる神秘とあらゆる知識に通じていようとも、たとえ、山を動かすほどの完全な信仰を持っていようとも、愛がなければ、無に等しい。

全財産を貧しい人々のために使い尽くそうとも、
誇ろうとしてわが身を死に引き渡そうとも、
愛がなければ、わたしには何の益もない。

愛は忍耐強い。
愛は情け深い。
ねたまない。
愛は自慢せず、高ぶらない。
礼を失せず、自分の利益を求めず、いらだたず、恨みを抱かない。
不義を喜ばず、真実を喜ぶ。
すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてに耐える。
愛は決して滅びない。

(新約聖書、コリントの信徒への手紙1 12章31b節~13章8a節)

イスラムと魂

聖典「コーラン」によると、魂は皆、死を体験し会得する。人間の魂はアッラーの魂の一部であり、人間が3つの世を旅する際には、アッラーの魂の一部である魂が宿るとされている。ジハードの死は「魂」獲得の一つでもあると解釈される。

イスラームとは、「すべてを(神に)ゆだねること」を意味する。すべてを神にゆだねた人を「ムスリム」と称する。イスラム教では、信仰告白、礼拝、断食斎戒、喜捨、巡礼の5つの義務を怠ることなく、厳しい戒律を守り抜き、アッラーに忠実であろうと心がけ、魂を磨く。


仏教と魂と「空」


魂が生まれ変わりを繰り返すこと。仏教では、六つの世界(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上)で、因果によって死後次の世界が決まるとされている。仏教では、現世の「生老病死」は常に苦しみがある。

魂の苦しみは、人間の執着にある。執着を捨てる・解脱する色即是空・空即是色の「空感」を得る。。

解脱後は、「生きとし生きる物が幸せを得られますように」と願うこと。慈悲心が進むと他者を救うために悟りを得たいと欲する菩提心(ぼだいしん)へとつながって行く。

日本人と魂

大和魂は二つある。
第一は、仏教や儒教以前からの、大和言葉に宿る「和魂」。7万人まで人口減少した縄文人が住む列島に、揚子江の南の「コメの民」が流民として住み着いた。

弥生期末期、倭王・卑弥呼の指揮の下、弥生人らと津波のように大陸難民が押し寄せた多種なる民とが農業開墾を始めた。開墾人を古墳人と呼ぶ。この過程で、大和言葉に許容力と利他の「和魂」が宿る。

その後、滅亡した百済族の末裔・知恵者「藤原不比等」によって、コメ文化を基底とする神話天皇制の統治機構が生み出された。和魂と天皇制が結合した。天皇家の家紋は「菊」(注)となった。

(注)菊の原産地は中国で3,000年余の歴史があり、日本には中国で改良されたものが奈良時代中期に遣唐使などによってもたらされたと言われています。

第二は、武士の台頭と禅から生まれた「死と美」の意識で、日本刀に象徴される大和魂である



人類が75000年前に前頭葉に未来を予測するシュミレーション知を獲得して以来、西欧知は泣かず競い、バラバラな魂は組織的に、知の奴隷と化してきました。

日本語を話す日本人は、他言語を借用する許容脳を持つがゆえに欧米語の加速度的流入で自己破壊している。菊と刀が失われた現在、日本語の消滅は時間の問題です。日本人が日本語が魂であることに気が付かなければ、日本列島から日本人はいなくなるでしょう。

言語と争い

日本語は、
SOV型で、主語、目的語、動詞の順で、ドイツ語、ヒンズー語と同類ですが、主語を省き、文章の内容を聞く側に委ねる大和言葉に書き言葉は中国語+西欧語+ネット語と加わわり、多文化を急速に吸収する世界でも唯一と言える多様性の高い言語文化系となっています。

黒船来航までは、日本語は列島の大いなる豊かさと鎮魂の災禍とを伴う美しき四季自然の中で美意識を伴うアートにまで昇華してきました。腹で語る特徴のコミュニケーションは、重要事項を、「俳句、和歌」で相手に投げかけ、意思疎通をはかる言霊(魂)型文化圏を生み出してきました。


2024年からの日本人
人口減少が急速に進んでいます。この減少トレンドでは日本語は2100年には3000万人の人の孤立言語となります。一方、世界は欧米語のグローバル化と共に、日本語は外国語化し、長い文化の中で育まれた「本来の日本語」は消滅してゆきます。「教育と言語規則と考え方」を変えなければ民族自体がなくなります。


欧米語は
SVO型言語で、主語、動詞、目的語の順で文章を作る言語です。「主語が主張する」が文の絶対的体系で且つ論理的で、数学的で、知を進化させてきました。今日では人工知能を生み出し、人類が集積した知をはるかに超えるAGI領域に達するに至ります。ただし、知の本質である「主体の衝突」は避けがたく、戦争は常に兵器の進化となります。神の最後の裁きが根底にあります。


ホモサピエンス前史の終わり
科学と宗教が一体化して世界は絶え間ない争いの場なっています人類の終焉すら予見させる方向にあります。神(God)を同じゆうする三大宗教の争いは人間の本質に関わる問題であって、人間は思考停止状態です。

ここを乗り越えることが10万年のホモサピエンスの課題です。

ビジョン学習で
日本人が変わる


争いは人類の本質でしょうか?
改めて考える必要があります。「日本人の新学習法」のテーマはその解決にあります。著者は、「人間は争う本質をもって生まれた」とは、思っておりません。日本人の存在に「役割」が秘められています。

日本人の役割
ET-method(詳細後述)は、日本語では「挑戦する勇気」と訳すと適切かと思います。新しい地球人を生み出すための学習法であり、日本人に与えられた特別な使命を自覚する学習です。この方法を用いることで、日本人は自己実現のビジョンを創り・実行し非暴力的な魂を獲得することができます。

そして、そのプロセスを養う「日本語学問センター」設置運動を通じて、政治にゆらぎを起こし、継続的な非暴力の共同体を形成する教育・学習活動となります。非暴力な魂を獲得する日本人は、「自己よりも他を尊重する」生命文化の拡散を行います。日本人の使命です。非暴力的な魂を持つ人々が増え、欧米型のSVO型言語の知の世界を魂の方向へと誘導することができます。

古い考えの者(※1、明治以来に欧米化した人たち)と年長者(※2、戦後に欧米化した人たち)は、今から先、40年間の日本の凋落と共に去ってゆきます。国内では大地震災害があります。世界は宗教戦争と核戦争も起こっているでしょう。食糧危機や水危機も地球を襲います。この艱難を超えた時に視界が開けます



2065年、世界に貢献する新日本人を創る

現在5歳の子供達がAGIを箸とする日本人となります。2065年頃からです。新しい日本人たちが萌芽します。日本人は、日本人の使命にきずきます。

日本では古い大人たちによってタブー視された「日本人の起源と天皇史」が改定されます。日本人の国造りは、新しいアイデンティティーに根差して、+CHATgpt+AGIを道具として、世界を++魂でけん引します。非暴力の世界づくりの方向へ向かうこととなります。これから「日本人の新学習法」をお話しします。

詳細「ET-methodの会得」